美味しい柿の種類 和歌山 種なし柿
9月に入って夜が涼しくなり、鈴虫の鳴き始めるようになって...。
例年通りに秋の味覚が恋しくなって、天津甘栗、松茸ひらき、乾しいたけに、それぞれ思いを馳せることとなっても、まだまだ足りないと実感する中でのこと。
思いもかけずに、【紀州和歌山 たねなし柿】を再び目にして...。
1玉でも特大2Lサイズなのが嬉しいんだよなあ、内容にして32玉、重量にして約7.5kg。
しかも安い。
あれは昨年の10月頃か、箱で購入したところ、発送も早かった。
いかに安いとはいえ、"小さなキズ"、"色ムラ"、"茶色のスレ"、などとあらかじめ耳にしていたことあって心配だったものの、届いて早々、目立った傷もなく大きさも揃っていて、訳ありにも見えない。
表面は確かに黒っぽい筋など入っているも、皮を剥くだけで問題なし。
試しに切ってみたところ、果肉もキレイだった。
そして、すぐに食べてみたところ、固くてもすっきりとした甘かったし、箱に入れたまま放置したとしても、甘さがどんどん増して柔らかくなり、スプーンですくっても食べられる。
それでも、やはり柿はそのまま食べるのが一番美味しい。
いずれにせよ、和歌山産は味も生産量も日本一。
温暖な気候と生産量に裏打ちされた栽培技術、もちろん薬剤なしで甘く大きく育ったのは嬉しいや。
驚いたことに、この"種なし柿"は、江戸時代から存在する品種とのこと。
もちろん"自然の種なし"。
偶然にも現在の山形県にて、種のない柿のなる木が発見され、その枝から派生する形で増えたという。
まさに、素晴らしき生育と言ってもいい。
発送開始予定は10月から。
今回は、どのような美味しさになるのかなあ。
例年通りの美味しさであってほしい、いや、それ以上であってほしい、と口にするのは贅沢すぎるわがままかなあ。
江戸時代からの美味しい"種なし柿"が、永遠の品種であることを祈って...。
2014-09-07 |
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