有川浩 NHK キャロリング クリスマス
あと1ヶ月半を過ぎれば、いよいよ毎年恒例のクリスマスか...。
何気にNHKを入れれば、「歳末たすけあい」の告知を目にし始めすることになるとともに、民放のCM前のアイキャッチャーのように、気になる知らせが...。
それは、11月4日火曜日から放送開始のNHKプレミアムよるドラマ『キャロリング~クリスマスの奇跡~』...。
原作となるのは、先月10月22日水曜日発売の有川浩の最新刊『キャロリング』(幻冬舎)。
物語としては、大和俊介の勤務する子供服メーカー『エンジェル・メーカー』が経営不振で12月25日で「クリスマス倒産」と決定して...。
会社に併設の学童保育所には、田所航平一人だけ最後の日まで世話になることに。
この時の航平の両親は別居中。
年明けには同居する化粧品会社勤務のキャリアウーマンである母親の圭子とともに海外に行く予定となっているものの、航平としては両親に離婚してほしくない。
それゆえに、何とかして両親を仲直りさせるべく、大和の同僚の折原柊子とともに横浜の整骨院に勤務する父親の祐二の元へと向かうことになって...。
先日何気に立ち寄った書店で、つい衝動買して一気に読み終えてみて、やはり人には色々な立場がありゆえに事情もあり考えもあるし、つらいいこともいっぱいあるということで...。
それでも、周囲の人たちの支えさえあれば、越えていくこともできるという、ささやかながらの実感があるのみ。
ただ、子どもから見た頼りない父親と頼もしい母親との対比、やはり考えさせられるものが...。
いかに共働きを余儀なくされる切実なご時世でも、やはり男からすれは、昔ながらの女と子どもからの頼もしい存在でありたいものであることを。
それでも、子どもにすれば、一番求めたがるものは、両親のやさしく見守る姿であることには、変わらなくて..。
その強い願いゆえか、ささやかな奇跡の連鎖ゆえに、心の温まるクリスマスを迎えられることに...。
良いものを願う気持ちの強さが大切であることを、改めて実感した物語だった。
そこで、ドラマ化におけるキャスティングが、ようやく先日明らかに...。
この物語の主人公である、クリスマス廃業の子供服メーカー・エンジェルメーカー営業部員・大和俊介を演じるのは、三浦貴大。
俊介の元恋人ながらも、会社に併設の学童保育で子どもたちの世話をする、現在も同僚の折原柊子を演じるのは、優香。
離婚の危機にある両親の仲を取り持って、家族全員で今年のクリスマスを過ごしたいと願う、学童保育通いの田所航平を演じるのは、鈴木福。
別居中で横浜の整骨院見習いの父・祐二を演じるのは、石井正則。
航平と同居しながらも向き合うことの少ないキャリアウーマンで、ハワイへの栄転に伴い航平を連れての離婚を考える母・圭子を演じるのは、櫻井淳子。
近づくクリスマスにまつわる群像劇のような展開の観られる予感のするも、物語の基軸になりそうなのは、先の4人かなあ。
そのドラマ主題歌を担当することとなるのが、"冬の女王"と定評ある広瀬香美。
楽曲は12月3日水曜日発売のアルバム『Winter High!!~Best Of Kohmi's Party』収録の「運命のクリスマス」。
「愛があれば大丈夫」「ロマンスの神様」「ドラマティックに恋して」「ゲレンデがとけるほど恋したい」といった冬の定番として好評の楽曲の多く占める中、最後の15曲目のボーナル・トラックとして、耳にすることになるとは...。
ドラマの心温まるなりゆきに象徴されるような、静かな曲調なんだろうなあ。
いずれにせよ、アルバムの仕上がりはもちろん、ドラマ最終話を迎えることになる、12月23日火曜日のクリスマス・イブ・イブが、待ち遠しくなってきた。
2014-10-31 |
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