金沢 香箱ガニ かないわ水産
お恥ずかしながら、カニという言葉を耳にして、まず初めに思い浮かんでしまうのは、ズワイガニ。
おもに日本海、中でもズワイガニは、身の中程度ゆえ甘みの一番あるとのことから、全国各地で地域ブランドとして販売し地域活性するまでに伸長したことあって、否応なく気になってしまうもの...。
現に、身の中程度ゆえ甘みの一番あるとのことから、全国各地で地域ブランドとして販売し地域活性するまでになったと知るなり、購入して取り寄せて堪能してみたところ、まさに絶品で...。
その満足に浸る中で、"雌のズワイガニ"である"コウバコガニ(香箱ガニ)"の生息するのを、久方ぶりに会った遠縁の親戚から耳にしたのは、前年の初秋のこと。
特に、金沢港を拠点とする第十末廣丸から石川県沖にて水揚げされたコウバコガニは、絶品の美味しさという。
しかし、振り返ってみれば、時期がかなりズレていたかなあ。
初めて知った時は、ズワイガニと違った堪能を実感できるのかなあと、漫然と気になるだけであって、そのまま結局この時まで尾を引くことになってしまって...。
そんな中で、思いもかけずに耳にしたのは、石川県内での11月6日木曜日のカニ漁解禁以降、特に"メスのズワイガニ"の異名を持つ、コウバコガニ(香箱ガニ)の予想外の豊漁。
この年2014(平成26)年は、香箱ガニの当たり年で終わるのかなあ。
というのも、解禁以降の天候の良くさと出漁日数の充分あったことが幸いしたからか、カニの水揚げ漁港としての、橋立、金沢、輪島、蛸島の主要4港での水揚げ量は、11月20日木曜日までに過去5年平均の2割増の128.7t。
店頭価格は例年の6割程度と安く、地元の人たちの嬉しい初冬にとなっているとか...。
ズワイガニのメスとしての香箱ガニは、甲羅の幅としては7cmから10cmまでのミニサイズ。
そのことから、自宅にある小さ目な鍋でも手軽に茹でることができるという。
親戚曰く、脚や肩の身は食べ応えのない反面、甲羅の下のプチプチした食感の"外子"と、甲羅の中の濃厚な"内子"と、コクのある"蟹味噌"が、それぞれ絶品という。
もちろん"外子"も"内子"も"蟹味噌"もたっぷり。
何よりも、繊細な味わいと手頃な価格から、ズワイガニより人気が...。
ズワイガニと違った堪能を実感できるのかなあと、つい気になってしまった。
ただ、生食には適さないことが注意点か...。
方法としては、
事前に真水で浸して柔らかくした上で、沸騰した湯の鍋に入れる。
湯の温度を一気に下げさせないよう、適切な分量を入れて茹でること20分。
ほぐした身と内子は、熱めのご飯に混ぜて醤油をかけた上でいただく。
外子は醤油に浸して歯で漉き取るように堪能。
一人だけのささやかな贅沢として堪能するのもよし、友人を招いての鍋で楽しくひとときを過ごすのもよし。
この贅沢はありがたい。
もし、茹でる手間を省きたいならば、金沢市中央卸売市場の"ゆで専門店"でもある「かないわ水産」による代金負担の下、絶妙の塩加減に茹で上げて、その日のうちに発送してくれるという。
いわゆる"1杯"(ザルの直径36cm)の収量」は150g前後。
金沢港発の香箱ガニは、そのままの"活発送"でも、茹で上げによる"ボイル発送"でも最高級。
"10杯セット"にしようか、"5杯セット"にしようか、さすがに迷うところだけど...。
ありがたい。
ただ、否応なく気になってしまうことは、この年2014(平成26)年の当たり年が終われば、向こう3年間はご無沙汰になりそうな予感がすることかなあ。
香箱ガニの水揚げ量が好調とは裏腹に、オスのズワイガニの不調の気になってしまったことも、理由の一つとして...。
ここ数年の富山県以西の日本海では、香箱ガニ同様、ズワイガニの資源量は数年間減少傾向にあるゆえに、この時の石川県内の漁業団体が漁期の短縮など資源保護に取り組んでいて...。
増えつつある群れは、4~6歳。
漁獲対象となる9歳に育つ3年後の2017(平成19)年には、漁獲量がさらに増える見込みとのこと。
2017(平成19)年以降が待ち遠しいや。
例え、それまでご無沙汰になりそうな間でも、贅沢を口にするならば、この年2014(平成26)年の当たり年のように堪能できたら嬉しいな。
2014-11-26 |
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