はあちゅう 半径5メートルの野望 感想
付箋を貼ったり、ノートにまとめたりしたい。
ここ最近の御時世には必要なのかなあ。
夢や野望を持つには勇気がなさすぎる(?)、ゆとりさとり世代のための本として...。
姪っ子にも勧めてみようかなあ。
2015(平成27)年1月9日金曜日に発売された『半径5メートルの野望』(ばあちゅう/講談社)を...。
男女平等が謳われて女性の社会進出が本格的に始まって久しいものの、好む好まざる関係なしに、理性に比重を占める男性の優位は概ね変わらないものなのだろうか?
そんな悶々として気持ちの中、書店に立ち寄ったところ、偶然目にすることになって、タイトルに惹かれてそのまま購入...。
大学一年生当時の18歳で「カリスマブロガー」と呼ばれるようになってから10年か...。
ブログにも書けなかったとして、発売された本著には、感情に比重を占める女性は不利な立場に追いやられがち(?)な時勢と、「ゆとり・さとり世代」と呼ばれる野望のない同世代への反発からなのか、「野心がある」と口にしてはばからない28歳女子の本気論が...。
読み始め早々より、棘のある言葉の多さに辟易しかけてしまった。
愚痴ばっかりだし、かなり上から目線だし、結構きついことも書いてあったものだから、気に入らないなって思ってしまって...。
例えば、「ありのままの自分で勝負しようなんて思う人はどうかしています」っていうのとか結構グサッてきた。
それでも、自分のためにと思ってあえて読んでみると、後半はなんか共感できたり納得できたりすることが多く実感できるまでに。
「世の中にあふれかえったものの中から"選んだもの"と"選んだ理由"にそれまでの私の生き方が投影されている」
「"悩む"ではなく"考える"という単語を使うようにすればそれだけでもきっと人生は変わるはず」
これは大きいや。
ただ、「頑張りたくても頑張れない」と言っている人は、しょせん「頑張れない人生で終わってしまう」との断言は、さすがに心に突き刺さるけど...。
頑張っていない人の言い訳を断つには、必要か...。
いずれにせよ、特別なスキルがなくても、コネがなくても、強い意志がなくても、まずは小さな夢に焦点をあてること。
そして、その成功体験を次につなげることで、自分の半径5メートルがどんどん広がっていくこと。
その繰り返しで、「なりたい自分」と「思い通りの生活」はきっと手に入ると断言するまでのいきさつは、スゴイの一言。
2015-03-01 |
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