勝地涼 前髪クネ男 歌 宮藤官九郎 企画
勝地涼が、あらゆる意味において、ますます楽しみになってきた。
まず、改めて振り返ってみて...。
1986(昭和61)年8月20日生まれの東京都出身で、母親の経営する生花店でドラマの撮影があり見学をしていたところ、当時の瀬戸朝香の担当マネージャーにスカウトされ、現在の事務所・フォスタープラスに所属してからが、始まり。
デビューは、2000(平成12)年にTBS新春特別番組『千晶、もう一度笑って』。
以来、数々の映画やドラマへの出演で磨きをかけることになって、2005(平成17)年7月30日土曜日より公開の映画『亡国のイージス』では、防衛庁情報局(DAIS)特殊部隊・対テロ特殊要撃部隊「920SOF」特別班(単独任務専門)配属の寡黙かつ天才的な絵の才覚のある二曹・如月行の熱演により、第29回日本アカデミー賞新人賞を受賞。
以後は、あらゆる映画やドラマ出演のみならず、蜷川幸雄演出舞台の常連俳優としても頭角を現わすようになって...。
そして、あの忘れもしない、2013(平成25)年8月27日火曜日放送のNHK朝ドラ『あまちゃん』第22週・第128回で演じた、前髪クネ男の怪演ぶりが...。
折しも、この当時出演中のNHK大河ドラマ『八重の桜』では、"知恵の山川"と讃えられた会津藩家老・山川大蔵(玉山鉄二)の弟で、鶴ヶ城籠城戦をヒロイン・八重(綾瀬はるか)とともに戦い、アメリカ留学を経ての帰国後に東京大学総長に上り詰めることになる教育者・山川健次郎を熱演しているだけあって、反動があまりにも大きすぎたんだろうなあ。
それで一気に火の点いたことあってか、『あまちゃん』終了間もなく、11月から12月にかけてのPARCO劇場での宮藤官九郎作・演出舞台『高校中パニック! 小激突!!』で、歌が苦手ゆえの音痴な男役への起用の流れのまま、『宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD』の人気コーナー「宮藤官九郎の一行から始める作詞講座」を通して、作詞は全てラジオのリスナーからの応募を経ての、歌手デビューへ...。
第1弾は、前年2014(平成26)年3月に"涼 the graduater"名義でのロックナンバー「ドラゴン気取りのティーンネイジ・ブルース」[作曲:YO-KING(真心ブラザーズ)]。
第2弾は、同年10月に"ラブ地涼 feat. 中島美嘉"名義でのヒップホップナンバー「下駄を鳴らしてセプテンバー」[作曲:向井秀徳(ZAZEN BOYS)]。
そして、第3弾にて、いよいよCDデビュー。
"勝 勝次郎"名義による演歌「お風呂はぬるめの勝次郎」[作曲:横山剣(クレイジーケンバンド)]が、メインのシングルに...。
カップリングには、先の2曲とこれまでの3曲のカラオケが収録。
宮藤官九郎としては、「良い曲なのにバカな歌詞。 だまされたと思って、だまされて」と。
歌唱指導も受けて上達した勝地涼としては、「今回、一番楽しくレコーディングできた。 大の大人たちが本気でふざけている感覚が好きです」と、かなりノリノリに...。
7月15日水曜日の発売が、待ちきれない。
そこで、改めて鑑賞してみたくなった。
2009(平成21)年2月14日土曜日より公開の宮藤官九郎監督・脚本の映画『少年メリケンッサック』を...。
あの前年2008(平成20)年に社会現象となったNHK大河ドラマ『篤姫』では、ヒロイン・於一そして篤姫さらに天璋院を演じた宮﨑あおいとジョン万次郎を演じた勝地涼が、この作品では一転して、レコード会社新人発掘部で成果を上げられない契約切れ目前のOL・栗田かんなと都合のいいように使われるマサルといった奇妙な組み合わせによる掛け合いの面白さが...。
何よりも、マサルの歌った「さくららら」(作詞:宮藤官九郎/作曲:向井秀徳)と「自信」(作詞:宮藤官九郎/作曲:向井秀徳)の歌いっぷり、単調な生ギターとヴォーカルによる拙さながらも、なかなかサマになっていた。
その記憶も残っていることもあってか、歌手デビューへの布石としての第一歩は、この作品からだったような気が...。
いずれにせよ、強く実感したことは、ただ一つ。
勝地涼の俳優として歌手としての将来への活躍に乾杯!!!
2015-05-10 |
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