ナポレオンの村 低視聴率 好評 可能性 感動
これも時代の流れなのかなあ。
低視聴率ながらも、人間の心に染み入る静かなる感動的な展開ゆえの好評のドラマが、新たなる可能性として増えつつあるということ???
さかのぼること、石川県羽咋市職員である"スーパー公務員"こと高野誠鮮氏の執筆した、2012(平成24)年4月発売の『ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?』(講談社)を題材として...。
翌年の2011(平成23)年10月2日日曜日放送のTBSドキュメンタリー番組『夢の扉 + NEXT DOOR』にての紹介...。
「できない言い訳より、できる理由を見つけ出す」
この考えに関しては、つい長いこと気になってしまった。
仕事でも私生活でも、誰もが生き残りをかけて日々を過ごしている、この御時世だけに...。
"スーパー"にはなれなくても、その考えだけは常に意識して日々を過ごしていく最中のことだった。
2015(平成27)年7月19日日曜日より放送開始となったTBS日曜劇場『ナポレオンの村』には、毎回感動の連続...。
ところが、肝心の視聴率は...。
全7話放送中、第1話は放送時間延長あって12.7%獲得だったものの、それが最高視聴率に...。
以後、7月26日日曜日放送の第2話は7.4%、8月9日日曜日放送の第3話は9.1%、8月16日日曜日放送の第4話は8.5%、9月6日日曜日放送の第5話は7.9%、9月13日日曜日放送の第6話は10.2%...。
ここまでの平均視聴率9.3%。
やはり、あの池井戸潤原作の、2013(平成25)年7月7日日曜日より放送の『半沢直樹』や、2014(平成26)年4月27日日曜日より放送の『ルーズベルト・ゲーム』、といった大ヒットドラマを生みだした"日曜劇場"としての時間帯あってか、骨太かつ重厚な展開の期待の高まっていたからなのかなあ。
しかも主演は、『ルーズベルト・ゲーム』での主演、すなわち中堅電子部品メーカーの青島製作所社長・細川充を演じた唐沢寿明。
そして、実際にフタを開ければ、意外にも家族で気軽に観られる軽い作風。
それゆえに、多くの視聴者が継続して観なくてもいいと実感して、脱落したのかなあ。
いずれにせよ、「やればできる」と強く鼓舞するかのような描写の多さは際立っていた。
特に、フランスの英雄のナポレオン・ボナパルトの名言である
「余の辞書に不可能の文字はない!」
を意識するかのような、
「この村の辞書に不可能という文字はない!」
東京都の西の果ての星河市にある"限界集落"とされる"神楽村"へ派遣されることになった、破天荒なスーパー公務員・浅井栄治には、何度も鼓舞させられたもの。
モデルのスーパー公務員・高野誠鮮氏が存在するだけに...。
全体を通して、星河市の発展を名目に神楽村の廃村をもくろむ市長・福本純也(沢村一樹)との一連の暗闘の過程が、人間の駆け引きとしての最大の見所かなあ。
憎しみを全面的にぶつけ合うというのではなしに、少しずつともに前へ向かせてゆくかのような展開には、静かなる感動が...。
いずれにせよ、DVD/Blu-rayは、2016(平成28)年2月3日水曜日に発売。
原案本と並行するかのように、改めて鑑賞してみようっと。
もしかしたら、DVD/Blu-ray購入が、視聴率を上回ったりして???
2015-09-15 |
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