佐藤健 有村架純 二階堂ふみ 何者 道標
として、多くの学生が意識することになるのかもしれないや。
ましてや、当の御本人が芸能人でなく、一般の社会人だったら、と想像するならば、なおさらのことで...。
きっかけは、あのサラリーマン作家・朝井リョウが、2012(平成24)年11月30日金曜日に、新潮社より書き下ろしで発刊した小説で、第148回直木三十五賞受賞となった『何者』。
22歳の大学生5人が、ふとしたことで知り合い、1人の仲間の部屋を「就活対策本部」として定期的に集まってからの紆余曲折が...。
海外ボランティアの経験、サークル活動、手作り名刺などのさまざまなツールを駆使して就活に臨み、それぞれの思いや悩みをSNSに吐き出しながら就活に励む5人の姿...。
特に、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする本音や自意識が、それぞれの抱く思いを複雑に交錯してゆく、人間関係のありのままが...。
はっきり言って、心が痛かったかな。
就活という決まったレールに乗りたくない、画一的で「カッコ悪い」から...。
インターン、ボランティア、留学に頼りたくない、意識が高くて「カッコ悪い」から...。
大企業は友達に言わずこっそり受ける、無謀だと思われて「カッコ悪い」から...。
そのように、就活生は幾多もの「カッコ悪い」を抱えながら葛藤していくもので...。
聞くところ、ネット社会である現代、就活のあり方も大きく変化...。
webで企業エントリーをする。 人事にSNSを見られる。 周りの進捗をSNSで確認しながら牽制し合う。
本作でも描かれている通り、「本当に大切なことは、ツイッターにもフェイスブックにもメールにも、どこにも書かない。」のに、就活の不安から縋らずにはいられないもの....。
8月31日木曜日に発売されることになる、アナザーストーリー6篇にあたる『何様』(新潮社)にも目を通して、じっくりと考えてみるか...。
そういった悶々とした思いの中、何と三浦大輔監督・脚本作品として映画化され、10月15日土曜日に公開予定との報せが...。
登場人物は以下の通り...。
御山大学演劇サークルで脚本を書き、人を分析するのが得意な二宮拓人(佐藤健)。
何も考えていないように見えて、着実に内定に近づいていく神谷光太郎(菅田将暉)の元カノで、拓人が思いを寄せる実直な田名部瑞月(有村架純)。
「意識高い系」だが、なかなか結果が出ない小早川里香(二階堂ふみ)。
そして...。
就活はしないと宣言し、就活は決められたルールに乗るだけだと言いながら、焦りを隠せない宮本隆良(岡田将生)。
ふとしたことから5人が知り合ってほどなく、瑞月の留学仲間・里香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、里香の部屋を「就活対策本部」として定期的に集まってからの紆余曲折が....。
本公開も、もちろん楽しみだけど...。
これからのためにも、しっかりと原作に目を通しておこうか...。
2016-03-30 |
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