瑛太 ハロー張りネズミ TBS 主演 D B
瑛太本人としては、感無量だったんだろうなあ。
初のTBS連続ドラマ主演作品としては...。
さかのぼること、去る7月14日金曜日から9月15日金曜日まで全10話放送、弘兼憲史原作かつ大根仁演出・脚本そして韓哲プロデューサーのTBS金曜ドラマ『ハロー張りネズミ』...。
お恥ずかしながら、いまだに尾を引いたまま...。
かの週末の深夜ドラマ特有の作風のゴールデンタイム移行ならではの、不可思議なひとときの余韻が...。
さすが、瑛太の述懐するかのごとく、幼少時に観た日本テレビ探偵ドラマ、1974(昭和49)年10月5日土曜日からの『傷だらけの天使』や、1979(昭和54)年9月18日火曜日からの『探偵物語』の再放送、颯爽とした一挙手一投足を再現できれば、といった意気込み、見事に実践へ...。
主人公・七瀬五郎(瑛太)と相棒・木暮久作(森田剛)による行動ぶりは、『傷だらけの天使』での小暮修(萩原健一)と乾亨(水谷豊)に近く、中でも五郎の縦横無尽の疾走ぶりは、『探偵物語』の主人公・工藤俊作(松田優作)そのもの...。
しかも、かの『探偵物語』同様、毎回終了後の独自予告編ナレーション付・・・きのおまけつき・・・...。
かの舞台である東京都板橋区の下赤塚にひっそりと佇む「あかつか探偵事務所」...。
誰も引き受けたがらない面倒な案件ほどやりたがるという方針ゆえ、時には人情味あふれた哀しい事件、時には想像を超えた難事件....。
それぞれ個性的な所員たちの果敢に挑む姿勢と奔走ぶり、チームとしての一挙手一投足...。
探偵家業としての成功報酬関係なしに、依頼者と関係者の関係を改善して、世の中の悪を一掃する流れ...。
やはり、あの1979(昭和54)年4月15日日曜日より放送の日本テレビ探偵アクション・コメディ『俺たちは天使だ!』に近い???
そのような思いの交錯する中...。
個人的には、やはり好む好まざる関係なしに、生活の糧としての金銭にまつわる問題、人間の心の琴線に触れるかのごとく、まさに切実で...。
これだけありとあらゆる雑多な情報の交錯のごとく、理想と現実の問題の交錯...。
以上あって、中でも9月15日金曜日放送の最終話・第10話「LAST FILE 眠る埋蔵金」、なかなかの見応え...。
あの1990年代にコピーライター・糸井重里の手掛けたTBS特番の後日談を観ているかのよう...。
小栗上野介(眞島秀和)による「徳川埋蔵金」の件、なかなかの奥深さだった。
それでも、全10話にて、平均視聴率7.3%。
平日金曜日ゴールデンタイム特有の激戦区ゆえ、録画率高め?
そう思いたい人たち、どれだけかなあ。
いずれにせよ、翌年2018(平成30)年1月26日金曜日からのDVD/Blu-ray発売か...。
毎週末の改めての鑑賞が待ち遠しいや。
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