よこすか海軍カレー レトルト 常温2年
となれば、一番の非常食かつ保存食としては、ありがたいもの...。
やはり、日本テレビの平日正午の情報番組『ヒルナンデス』での面白い紹介が、やたらと気になってしまうもので...。
かの1853(嘉永6)年6月3日、江戸湾浦賀(神奈川県横須賀市浦賀)へのマシュー・カルブレース・ペリー提督率いる黒船来航からかなあ。
好む好まざる関係なしに、現代における欧米化のはじまりなのかもしれないや。
特に、1904(明治37)年の日露戦争当時、おもに農家出身の兵士たちに白米を食べさせることとなった大日本帝国海軍横須賀鎮守府が、調理が手軽で肉と野菜の両方がとれるバランスのよい食事としてカレーライスを採用することになって...。
それから4年後の1908(明治41)年、舞鶴海兵団発行の軍隊食調理人のための教科書『海軍割烹術参考書』が...。
以後の海軍レシピの工夫と改良の積み重ねと、戦時中の荒波、戦後の混乱期、高度経済成長期、石油危機、バブル景気、反動による長期化する不況、といった長年の道のりを経て...。
そして、1999(平成11)年...。
かの海軍カレーを採用した大日本帝国海軍横須賀鎮守府が置かれ、現在も海上自衛隊の基地が置かれている神奈川県横須賀市による「カレーの街」宣言。 海軍割烹術参考書のレシピを導入している店舗への「よこすか海軍カレー」の名称使用可能の店舗としての認定。
キャラクター「スカレー」起用と、横須賀市ウェブサイト「カレーの街よこすか」というホームページ開設と、京浜急行電鉄とのコラボレーションキャンペーン開催。
これらによる海軍カレーでの街おこし...。
そう、あの旧日本軍・艦船内に設けられていた日用品・飲食物などを扱う売店からの延長線上にある、『横須賀海軍酒保』の【よこすか海軍カレー ネイビーブルー】が...。
3個以上の購入の場合には、福神漬け1袋も...。
たしかに、レトルトカレーともなれば、いろいろな種類が発売されたけど、かつてと忠実に再現したカレーとしては、これかなあ。
柔らかい美味しさはもちろん、5分沸騰させるだけで、レストランならではの濃厚なスパイスの香り、すなわち上品な辛さが...。
具体的には...。
玉ねぎ、人参、じゃがいも、などの具が溶けてなくなるまで、インド料理ならではの"チャツネ"との煮込みによるカレーの旨味凝縮とコク出し...。
"秘伝スパイス"ならではの、口にした瞬間のほのかな甘味からじんわりとした辛さ...。
神奈川県産の牛肉と野菜の使用...。
なお、海軍での通例すなわち海上自衛隊での通例によれば、カレーライスだけでは不足するゆえに、牛乳でカルシウムを、サラダで葉酸を補充。 卵でタンパク質を、果物でビタミンCを補強。 といった工夫が...。
余談ながら、半熟の目玉焼きを乗せれば、豪華な味わいになるらしく...。
もちろん、「海の東郷」「アドミラル・トーゴー」「東洋のネルソン」と英雄視された東郷平八郎元帥海軍大将のような偉人への想いを馳せつつ、【東郷ビール 330ml×24本】をじっくりと味わうのもいいし...。
かつて鎮守府のあった横須賀から全国に広がったカレー...。
旧海軍出身者も太鼓判を押すまでになった、この味わい...。
全世界に浸透するくらいに、末永く大切にされること、祈りたいなあ。
2016-10-30 |
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