神さまとのおしゃべり 本 さとうみつろう
日々の仕事の中で、ふと一息ついた時に、何気によぎることの多い言葉が...。
「99%の幸せを差し置いて、1%の不満を口にする、それが人間です。」
ことの本質を突いた言葉なだけに、改めなければならないことは、頭で解かっていても、お恥ずかしながら、なかなかそのようにいかないのも事実。
例え迂闊にも独り言として口にしてしまったとしても、「だからどうしたいんだ?」「だからこそこのように事態を好転させたいんだろ?」と自身に言い聞かせる癖をつけたとしても...。
やはり、本来は口にしないのが一番なんだよなあ。
それでも、「弘法も筆の誤り」という言葉のあるように、常に高みを目指してあきらめない心掛けが肝心。
そのためにも必要なのは、自己啓発。
日々の仕事からやや外れたところで、自身の隠れた能力や才能を見い出すための"頭の体操"で気分転換をした後に、日々の仕事に戻って、完成度を高めて継続してゆく営み、とでも言うのかな。
そのように思いを張り巡らせる中で、ふと立ち寄った書店で目にするなり購入したのは、すでに9月28日日曜日に発売された『神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識-』(ワニブックス)。
執筆したのは、ネットで話題騒然の大人気自己啓発系ブログ『笑えるスピリチュアル』のさとうみつろう氏。
よくここまでに至ったものと感心してしまうくらいだ。
札幌の大学を卒業後に、エネルギー系の大企業に入社するも、現代社会が抱える矛盾点に気づき思い悩むことになって...。
やがて2011(平成23)年、 「社会を変えるためには、1人ひとりの意識の革新が必要だ」と痛感、“読むだけで魂が目覚める"文章を目標に、ブログ『笑えるスピリチュアル』を立ち上げ。
開始と同時に「笑えて、泣けて、大きく気づける」とブログは大評判、各種人気ランキングで1位に。
読者や周囲の声に応える形でサラリーマンを引退したのは、この年2014(平成26)年。
以後は、全国各地でトークショーとピアノライブを開催し、大勢の人に「笑いと勇気」を届け続けているという。
一方、私生活では、那覇市在住の子煩悩なパパ。
肝心の内容に関しては、「対人関係」、「お金」、「仕事」など、あなたの人生観を180度転換させる、魔法のような実用エンタメ小説仕立て。
ダメダメサラリーマンだった主人公は、ある日突然おしゃべりな神さまと遭遇することから始まって...。
「幸せになりたいんじゃろ? だったら、叶えてやるよ」
すぐに主人公はありのままを打ち明けると、
「自分で自分の背中は押せないんじゃ」
「宝くじに当たったら、絶対に隠しちゃダメじゃ」
「嫌な上司はあなたのトラウマを代弁してるんじゃ」
などの過激な神さまの教えばかり。
それでも、心して聞いているうちに、主人公の人生は劇的に変化、「あっという間に幸せになれる授業」は終了へ。
すなわち構成としては、
第一章 現実とはなんなのか?
第二章 現実を変えるための12の方法
第三章 お金の方からあなたに飛び込んでくる6の手法
第四章 恋愛・人間関係が根底から激変する6の教え
第五章 この世のしくみと悟りと宇宙の終わりについて
以上を、神さまとの対話形式により、「非常に分かりやすく」36の教えとして、紐解いてゆくという流れに...。
全体を通して『笑えるスピリチュアル』の過去記事をただまとめた内容ではなく、1からすべてを書き上げたもので、同じ内容は全くない。
それでも、これまでのブログの内容を全て網羅し、凌駕している内容には、敬服。
最初はまず、「願いはすべて叶っている」という記述から。
続けて、"目から鱗"な話が最後までいくつも出てくることになって...。
神様と主人公による一連のやりとりが常軌より乱暴に感じられたのが難点なものの、漫才風のやりとりがとてもとっつきやすくて、面白かったなあ。
しかも、これまでの心理学関連の著書などで理解し切れていなかったことも、これを読んで腑に落ちた内容が多々あって、ずっと知りたかったこと以上のことを知ることができたのは、何よりの収穫だった。
未だ情報量が多くてまだ消化しきれていないほど。
本当に、内容が充実しているのでまだ何度か読みたいなあ。
友人から耳にした、"ウソみたいなホントの話"(?)として...。
お金持ちは簡単なんだと思えるようになった瞬間から、お金が本当に入ってくるようになったという。
いかなる裏打ちがあってのことなのか?
『神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識-』の反復読書とともに、"瞑想の時間"というものを持ってみた方がいいかもしれないや。
良い言葉は口にして暗示にかけたくなるものだから。
2014-11-19 |
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